難聴の鍼灸(しんきゅう・はりきゅう)治療

鍼灸とは東洋医学の一種で、身体にあるツボに鍼を打ったり、お灸をすえることによって体が本来持っている自然治癒力を高める効果があります。

また、自律神経の乱れを改善し、様々な体調トラブルを改善させる効果があり難聴の改善効果も期待できることから、病院の治療では聴力が回復しなかった人や、現在治療中の方にも鍼灸治療を受ける方が少なくありません。

一口に鍼灸治療といっても、鍼灸院によってどのような症状の患者を対象としているかは違いますので、受診前に電話やメールで確認されることをおすすめします。

鍼灸院によって治療の仕方に多少の違いがある場合もありますが、東洋医学に則りツボを刺激し気の流れを改善させるという点は共通しており、効果の差はありませんので安心して下さい。

また、治療目的は、発症してから現在までどのぐらいの時間がたっているかによって治療の目的が変わってきますので注意しましょう。 発症から間もない場合は聴力の改善を主に目的とし、時間がたってしまっている場合は後遺症の改善を目的とするケースが多くなっています。

鍼灸の経験はなく不安を感じる方もいると思いますが、治療前に問診や触診がありますので、その際、鍼灸の経験がなく不安を持っていることを伝えておくと良いでしょう。

どういったことをするの?

東洋医学では、人間の体には全身に無数のツボが存在すると言われています。
鍼灸治療では、そのツボを刺激することにより元々持っている回復力を高める効果があるのです。

全てのツボには名称があり、ツボ毎に身体のどこを刺激することでどういった効果があるのかが変わってきます。

難聴の場合、難聴に効果のあるツボを鍼灸によって刺激することで聴力の改善を促しますが、聴力の改善を促すツボは全身に複数あり、触診で患者の気の流れを診ながら該当するツボを刺激しますので、刺激されるのは耳以外の部位であることもあります。

不調な部位=ツボがあるという訳ではないということですね。

病院の治療と並行して行うことも可能で、人によっては西洋医学との相乗効果を起こし劇的に改善する場合もあります。

また、鍼灸院では不調な部位のみならず全身の不調を改善させるよう治療していきますので、難聴の改善だけでなく他の体調トラブルの改善も期待できるのです。

治療に使用する鍼はとても細いものを使い捨てで使用するので痛みもほとんどなく、感染症の心配もありません。

その為、小さいお子さんや妊娠中の女性でも安心して受けることができるのです。

治療目的の境界線

鍼灸院で行う難聴の治療では、発症からの経過日数によって治療目的が変わってきます。

まず、発症から大体1ヶ月くらいまでは「聴力の改善」を目的とし、治療を行ないます。

聴力の回復に良いとされるツボを刺激することで内耳の血行を良くしたり、体をリラックスさせ交感神経の緊張を取り、血流を良くしていきます。

定期的に聴力検査を行い聴力が回復しているかどうかを調べ、聴力が改善せず固定されてしまったと考えられる場合には、脳の負担をとる施術に切り替えていきます。

発症から2ヶ月以降となると治療目的は「耳鳴りや耳閉感などの後遺症を取り除く」ことがメインとなります。

耳鳴りや耳閉感などに効果のあるとされるツボを刺激し、脳にかかる負担を取り除くことで耳鳴りや耳の詰まった感じがするなどの後遺症を軽減させていくのです。

また、鍼灸院によっては運動療法を併用し背骨のゆがみや血流の悪さも同時に改善していきます。

スポンサード リンク

このページの先頭へ