聴導犬について

聴導犬とは、日常生活にあふれる音を聞き分けて利用者に教えてくれるよう訓練された犬をいいます。

例えば、就寝中に非常ベルが鳴り響いたら起こしてくれたり、タイマーや赤ちゃんの泣き声などがしたらその場所まで誘導してくれるなど、聴覚障害を持たれている方の耳となってくれる存在です。

あまり体力が必要でない仕事なので、どんな犬種でも聴導犬になることができますが、人が好きな犬や訓練をすることが苦にならない犬が向いています。

多くの団体では愛護センターや保健所などから引き取った犬を聴導犬になる訓練を行っています。

では、実際に聴導犬を利用するにあたりメリットやデメリット、また、どんなことに注意すれば良いのか?見ていきましょう。

聴導犬を利用するメリット

一番のメリットは安心感だといえます。

聴導犬はきちんと訓練されていますので、目覚まし時計の音や赤ちゃんの泣き声などを聞きもらすことがありません。

その為、起きられるかどうかを心配しながら眠りにつく必要がなくなるのです。

また、家の中だと火事や地震などに気づきやすいですが、屋外では気づきにくいこともあります。

例えばデパートの8階にいる時に、1階で火災が発生したとしても聴覚障害者は火災報知機の音が聞こえないため、気づくのが遅れてしまいますが、聴導犬がいれば異変に気づいてその場に伏せたり避難場所まで誘導したりと、利用者に危険であるということを知らせてくれるのです。

聴導犬は、聴覚障害のある方にとって命や生活のクオリティを守ってくれる頼もしい存在だといえるでしょう。

聴導犬を利用するデメリット

聴導犬は、デパートや役所などでは入室を拒むことはできないとされていますが、世間では、聴導犬は盲導犬や介助犬よりも知られていないのが現状で、レストランなどでは入店を断られてしまうケースがあります。

利用者によっては自分以外の生き物の世話をするのが苦痛と感じる方やエサ代がかかる、トイレの始末もするのが大変、聴導犬が病気や怪我を負った場合は病院代がかかってしまうなどと考える方もいるようです。

聴導犬は、家族同然、一心同体と考えておられる利用者も多く存在しますが、中には負担を感じる方がいるのも事実なのです。

また、聴導犬は周囲に聴導犬であることをアピールする為にユニフォームを着用しますので、自ずとご自身が聴覚障害者であることは分かってしまいます。

しかし、こちらに関しては時と場合でメリットになることもあればデメリットにもなり得るといった具合で利用者によって感じ方はそれぞれですね。

聴導犬を利用するには

では、実際に聴導犬を迎えるにはどうしたら良いのでしょう?

まずは各地にある聴導犬を訓練している団体へ問い合わせます。
団体によって異なりますが、面接などを経て聴導犬を借りることができます。

基本的には無償で貸与してもらえますが、聴導犬に掛かるエサ代や病院代といった費用は個人で負担することになります。

いざ聴導犬の貸与を申し込むとまずは訓練士から聴導犬に関するメリットやデメリット、扱いの仕方などを教えてもらい聴導犬を利用できるようになるのです。

聴導犬を利用するに当たり注意する点は、聴導犬は都合のいい機械ではありませんので、世話をする必要がありますし、状況に応じては叱ったり褒めたりといったことが必要になります。

ご自身か聴導犬にどのようなことをしてもらいたいか、聴導犬と共にどのような生活を送りたいかをよく考え貸与を申し込むと良いでしょう。

花菜 蜂の子

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