難聴になって困ること

難聴になると聞こえのレベルによって多少の差はあるものの、生活習慣の中で困ることが出てくることも多々あります。

難聴になる前は当たり前のように出来ていたことが、出来なくなってしまうというのは不便ですし不安を感じてしまう方も少なくありません。

では具体的にどんな問題が出てくるのか?
見ていきましょう。

電車待ちの際、アナウンスが聞こえない

電車が何らかの原因で遅延してしまったとします。

こうした時ホームにはアナウンスが流れますが、難聴の方の場合、それを聞くことができません。

難聴でなければアナウンスを聞いて別の電車を選ぶなり家に帰るなり行動の選択ができますが、難聴の方の場合、すぐに気付くことができないので現状を把握するまでに時間が掛かってしまい不安を感じてしまう方も少なくありません。

災害時の対応が遅れてしまう

災害は急に襲ってくる為、誰しもがパニックに陥りやすくなってしまいます。

難聴の方の場合、緊急の連絡や放送などを聞くことができず、周りに尋ねようとしてもみんな慌てているのでなかなか対応してもらえずどうしたら良いのか不安になってしまうというケースが少なくありません。

また、集団で避難生活を行っている時も炊き出しや配給の予定などを人の声で伝えられても聞くことができない為、不安を感じます。

非常時はメモや鉛筆などがない場合が多く、情報を得たくてもなかなか入ってこなくなってしまうのです。

難聴者の抱える悩み

今まで当たり前のように聞こえ、当たり前のように人とのコミュニケーションを取れていたのに、難聴になったことで当たり前のことが当たり前のようにできなくなってしまうというのはとても辛いことですね。

実際、難聴になってしまった方はどんなことに悩んでいるのでしょう?

耳が聞こえない人の母語として知られている「手話」や「指文字」。
「手話」や「指文字」を使うことで耳が聞こえなくても、人とコミュニケーションを取ることができます。

しかし、実際に「手話」や「指文字」を使っている方の多くは耳が全く聞こえない「ろう」の方に多く、難聴の方で「手話」や「指文字」を巧みに使う方はあまり多くはありません。

難聴の方の場合、個人差はあるものの「音の大きさによっては聞こえる」「補聴器を使えば聞こえる」「全く聞こえない訳ではない」など、聞こえる音がある為、自然と音を聞いてコミュニケーションを図ろうと考える人が多いのです。

しかし、実際にコミュニケーションを取ろうとするとうまく取れないことも少なくありません。

例えば、「ろう」の方とコミュニケーションを取ろうとしても「ろう」の方は手話に慣れている為、あまり手話を使わない難聴の方の場合、なかなか理解できずうまくいきません。

また、健常者とコミュニケーションを取ろうとすると、聞き間違いや聞き洩れてしまうことが多々あり気おくれしてしまうというケースも多いのです。

補聴器をつけていてもスムーズな会話をすることが難しい場合もあります。周囲の環境や自分の体調などによって、補聴器は明確に音声を伝えてくれないことがあるのです。

しかし、そういった事情はなかなか健聴者には理解してもらえずコミュニケーションを取ることを負担に感じる方も少なくありません。

難聴による不安や負担を軽減する為に

難聴の方の場合、「緊急事態に気づきにくい」「情報が入りにくい」ことが多く不安を感じてしまう方が少なくありません。

また、人とのコミュニケーションがうまく取れずに負担に感じてしまう方が多いのも事実です。

こうした難聴による不安や負担を軽減する為にはどうしたら良いのでしょう?

まず、日頃から手帳サイズのノートや筆記用具を持ち歩くと良いでしょう。

そして、ノートの表紙などに「私は難聴者です」「聞きたいことがあります」「教えて下さい」というように、自分が難聴者であること、質問したいということをあらかじめ書いておきます。

そして、身の回りで何か起こっていると感じた時は、周囲の人にこれを見せて現状を教えてもらいましょう。

中には、無視されてしまうなんてこともあるかもしれません。しかし、日本人の多くは困っている人を助けようと動きます。

このように知らない人に聞くのは全く恥ずかしいことではありませんので、日頃からノートと筆記用具を持ち歩くことをおすすめします。

また、身近にいる家族はもちろん、知人や友人にも難聴であることを伝えると良いでしょう。

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